| 漢方の健康理念・当薬局の思い |
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| 私たちのからだのしくみは、脳という指令室、神経系と呼ばれる情報伝達網、からだを形作る骨、柔軟な動きや力を生み出す筋肉、栄養やホルモン・情報を運ぶ血管とそこに流れる血液、そしてからだを構成する心臓、肝臓、腎臓、胃、肺などの臓器からできています。各々、複雑で緻密な働きを持っていますが、その働きは、他の働きとの連携が行われることで活かされています。 |
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| 漢方では、これらの連携によってお互いに依存・抑制・向上・制約などを行っていることから、からだを1つの統一体として考えています。また、人間も植物も他の生き物、自然界に存在しうるものすべて、生命活動を維持するうえでお互いに密接な関係を持っています。つまり、地球環境さらには宇宙環境があって生命活動が維持されていると言えるのです。 |
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漢方の基本は古代の中国哲学です。この中では、世の中に存在するすべてのものは
「陰」と「陽」の対立する性質を持つ2種に分けることができるという考えで、『陰陽学説』と呼ばれます。 |
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陰陽は対立するものですが、お互いに相手なしには存在できず、相互に依存しているのです。そして、陰陽は絶えず増減し、一方がある一定の段階になると反対の方向に転じるとされています。
季節を例にして説明すると、「陽=春夏」から「陰=秋冬」へは徐々に日照時間(昼)が短くなり、昼と夜のつりあう「秋分の日」を境に、夜の方が長くなるのです。
また、逆に陰(冬)から陽(春)へ移り変わる日を「春分の日」と呼んでいます。 |
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からだは通常、様々な変化やストレス(負荷)に対応できるようになっているのですが、その変化が大きすぎたり、一方向だけの時間が長くなることで陰陽均衡を保つ働きに支障をきたしてきます。そうなると、体は様々な信号を送り警告してきます。信号の内容は様々ですが、例えば「疲れやすい・眠れない・食欲低下・肩こり」などで、病気になる一歩手前の状態といえます。つまり『未病(半病人)』の状態なのです。
そして未病の状態が改善できずに、更に長く続くことで『病気(病人)』となるのです。
【健康人から病人への流れ】
・健康人⇒半健康人(乱れた生活習慣)⇒半病人(「病気ではないが本調子ではない」そんな感じ)
⇒病人(明らかな体調不良・目に見える症状・数値変化) |
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| この陰陽均衡を保とうとする働きを現代医学では『恒常性の維持(ホメオスタシス)』『自然治癒力』と呼んでいます。そして、その働きは「ホルモン系」「自律神経系」「免疫系」の相互作用によって維持されているのです。 |
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健康な状態とは一体どのような状態のことでしょうか。
ここまでの説明のからだのしくみ・自然との関わり、陰陽の関係から考えると、次のようにまとめることが
できます。
『健康とは、自然界との調和・体内の調和・陰陽均衡が整っている状態』
と言えるのです。 |
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環境破壊による地球温暖化は地球が病んでいる状態と言えます。その病気を治すためにはどうしたらよいのでしょうか。温度が上昇していることだけに視点を置いてしまうと、その温度を下げることばかり考えてしまい、いつまでたっても改善できず却って悪化する恐れもあります。改善するためには、温暖化の原因となっている環境破壊そのものや二酸化炭素や有害物質・公害を減らすことが大切なのです。
そして、私たちのからだも地球と同じで、表面ばかりの病状にとらわれて治療をしていても本質が改善されていない限り病気は良くならないと言えるのです。
漢方治療は、まさしく本質を整えて改善する治療方法なのです。(本治とも言います) |
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| すべてにおいて漢方治療でなければならないとは言いませんが、漢方の健康理念を知っているのと知らないのとでは、病気・病状への向き合い方が大きく違ってきます。私は、漢方相談・健康相談を通じ、「漢方の健康理念」を啓蒙させていただくことで、これからも皆様の健康改善・維持に携ってまいります。 |
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